「適格域外機関投資家制度最適化作業案」が発表
中国証券監督管理委員会の呉清主席は27日、2025金融街フォーラム年次総会で、「『適格域外機関投資家制度最適化作業案』が本日発表された。これには参入管理の最適化、投資運用効率の向上、投資範囲の拡大などの内容が含まれ、各種域外機関投資家により透明性が高く、便利かつ効率的な制度環境を提供することを目指している。このうち、資格審査と口座開設のワンストップ化および資産配分型の外国資本に対する『グリーンチャンネル(優先審査制度)』の導入という2つの措置は、本日から実施する」と述べた。
同委員会の情報によれば、同案はこれから約2年の間に、適格域外機関投資家に関わる制度・メカニズムを最適化する改革措置の実施を推進し、域外の中長期資金を引き付ける制度的魅力を高める。また、オンショア・オフショアの両ルートの協調と相互補完、資産配分型資金と取引型資金のバランスが取れた発展、中国内外の証券・ファンド・先物機関が良好に連携するといった新たな開放構造の形成を目指している。